健診異常・要再検査

〒123-0845足立区西新井本町5丁目12番2号

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健診異常・要再検査

健診異常・要再検査

健診結果をそのままお持ちください

「健診で『要再検査』と言われたけれど、何科に行けばいいのかわからない」
「HbA1cやコレステロールが高いと言われたが、症状はない」
「『要精密検査』の結果をもらったまま、しばらく放置してしまった」

そのような方は、健診結果をそのままお持ちください。

当院では、

  • 血圧
  • 血糖・HbA1c
  • LDLコレステロール・中性脂肪
  • 肝機能
  • 腎機能
  • 尿検査
  • 尿酸
  • 貧血
  • 心電図

など、内科領域の健診異常について、再検査から原因の確認、必要な場合の治療まで対応します。

どの診療科に行けばよいかわからない段階でも構いません。

再検査だけでよいのか、追加の検査が必要なのか、治療を始めた方がよいのか、専門医へ紹介した方がよいのかを判断します。

こんな健診結果はありませんか?

  • 血圧が高い、「要再検査」「要受診」と書かれている
  • 血糖値・HbA1cが高い、「糖尿病の疑い」と指摘された
  • LDLコレステロールや中性脂肪が高い
  • AST・ALT・γ-GTPが高い
  • 「脂肪肝」と言われた
  • eGFRが低い、クレアチニンが高い
  • 尿たんぱく・尿潜血が「+」
  • 尿酸値が高い
  • 貧血を指摘された
  • 心電図で「要精査」と書かれている
  • 健診で指摘されたが、症状がないため受診していない
  • 以前は治療していたが途中で中断している
  • 去年以前の健診異常をそのままにしている

ひとつでも当てはまる方は、一度ご相談ください。

「要再検査」「要精密検査」は、結果用紙を見て判断します

健診では、

  • 要経過観察
  • 要再検査
  • 要精密検査
  • 要受診
  • 要医療

など、さまざまな表現が使われます。

これらの名称や判定基準は、健診機関によって必ずしも同じではありません。

そのため、「要再検査だから軽い」「要精密検査だから重い」と判定の名称だけで考えるのではなく、実際の検査値とこれまでの経過を確認することが重要です。

当院では健診結果をお持ちいただければ、

  • 同じ検査をもう一度行えばよいのか
  • 別の検査を追加した方がよいのか
  • すでに治療が必要な状態なのか
  • 専門医で詳しく調べた方がよいのか

を判断します。

健診で使われる主な判定値

厚生労働省の「標準的な健診・保健指導プログラム」では、生活習慣の改善を促す保健指導判定値と、医療機関への受診を検討する受診勧奨判定値が示されています。[1]

代表的な項目は以下の通りです。

項目 保健指導判定値(生活の見直しを) 受診勧奨判定値(受診を)
血圧 130/85 mmHg以上 140/90 mmHg以上
空腹時血糖 100 mg/dL以上 126 mg/dL以上
HbA1c 5.6%以上 6.5%以上
LDLコレステロール 120 mg/dL以上 140 mg/dL以上
中性脂肪(空腹時) 150 mg/dL以上 300 mg/dL以上
AST・ALT 31 U/L以上 51 U/L以上
γ-GTP 51 U/L以上 101 U/L以上
eGFR(腎機能) 60未満 45未満
ヘモグロビン(男性/女性) 13.0/12.0 g/dL以下 12.0/11.0 g/dL以下

※これらは健診後の保健指導や受診勧奨に用いられる目安です。病気そのものの診断基準や、治療中の目標値とは必ずしも同じではありません。

例えば、

  • HbA1c 6.5%以上でも、それだけで直ちに糖尿病が確定するとは限りません
  • 高血圧の治療目標は、高血圧の診断基準とは異なります
  • LDLコレステロールの治療目標は、その方の心血管リスクによって変わります

健診結果は「異常か正常か」だけでなく、その数字がその人にとって何を意味するのかを確認することが大切です。

健診結果を持ってきたら、その後はどうなる?

1. 本当に異常なのか確認します

健診時の値と、これまでの検査結果を確認します。

検査値は、

  • 食事
  • 飲酒
  • 運動
  • 脱水
  • 体調
  • 測定時の緊張

などによって変動することがあります。

必要に応じて血液検査・尿検査・血圧測定などを行い、異常が持続しているか確認します。

2. 異常の原因を調べます

同じ「異常値」でも原因はさまざまです。

例えば、

  • 肝機能異常 → 脂肪肝、飲酒、薬剤、ウイルス性肝炎など
  • 腎機能低下 → 高血圧、糖尿病、腎疾患、脱水など
  • 貧血 → 鉄欠乏、出血、慢性疾患など
  • LDL高値 → 食生活、甲状腺機能低下症、家族性高コレステロール血症など

数値だけではなく、その背景を考えます。

3. 治療が必要なら、そのまま当院で続けられます

高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症・痛風、脂肪肝など、一般内科で継続管理できる病気は当院で治療できます。

4. 専門的な検査が必要なら、適切な医療機関へ紹介します

すべての異常を当院だけで検査するわけではありません。

例えば、

  • 詳しい心臓の検査
  • 消化管内視鏡
  • 腎臓の専門的評価
  • 泌尿器科的検査
  • 血液疾患の精査

などが必要な場合には、適切な専門科・医療機関へご紹介します。

専門医療機関での検査後、日常的な管理を当院で続けることもできます。

よくある健診異常と、次に確認すること

健診で指摘された項目 主に確認すること
血圧 家庭血圧、本当に高血圧か、腎機能・心血管リスク
HbA1c・血糖 再検査、糖尿病の診断、体重・生活習慣
LDL・中性脂肪 心血管リスク、家族歴、FHなど
AST・ALT・γ-GTP 脂肪肝、飲酒、薬剤、肝炎など
eGFR・クレアチニン 慢性腎臓病、高血圧・糖尿病との関連
尿たんぱく 腎疾患、糖尿病・高血圧による腎障害
尿潜血 再検査、持続する場合には腎・泌尿器疾患の評価
尿酸 痛風リスク、腎機能、飲酒・体重など
貧血 鉄欠乏、出血、その他の原因
心電図 不整脈など、必要に応じ循環器で精査

この表にない異常についても、内科領域であればまずご相談いただけます。

肝機能異常は「お酒のせい」とは限りません

AST、ALT、γ-GTPが高いと、

「お酒を飲むからでしょう」

と思われることがあります。

しかし、肝機能異常の原因は飲酒だけではありません。

  • 脂肪肝
  • 肥満・糖尿病・脂質異常症などの代謝異常
  • 薬剤やサプリメント
  • ウイルス性肝炎
  • その他の肝胆道疾患

なども考える必要があります。

特に脂肪肝がある場合には、肝臓だけでなく、体重・血糖・脂質・血圧などをまとめて確認することが重要です。

必要に応じて追加の血液検査や画像検査、専門医への紹介を行います。

公開データからみる、足立区の健診後の課題

国や足立区が公開している特定健診などの統計を当院で確認すると、足立区では「健診で異常を見つけること」だけでなく、見つかった異常をその後の受診・治療につなげることが重要な課題であることがわかります。[2]

公開データの二次分析では、血圧・血糖・LDLコレステロールなど主要な健診項目で異常となる方の割合は、足立区だけが突出して高いわけではありませんでした。

一方で、HbA1c 8.0%以上という明らかな高血糖がある方の中にも、血糖を下げる薬を使用していない方が一定数みられました。また、足立区では新規透析導入の原因として糖尿病性腎症が大きな割合を占めています。[2]

健診は異常を「見つける」ためのものですが、それだけでは病気を防げません。

大切なのは、

見つかった異常を確認する → 必要なら治療を始める → 治療を続ける

ところまでつなげることです。

※この項目は、国・足立区が公開している統計を当院で集計・分析したものです。患者さんを対象に当院独自で実施した臨床研究ではありません。

公開データを用いた分析の詳細

健康診断も当院で受けられます

特定健診(足立区国保特定健診)

40〜74歳で足立区国民健康保険に加入している方を対象とした健康診査です。

当院は指定医療機関として対応しています。区から届いた受診券など必要書類をお持ちください。

後期高齢者医療健診

後期高齢者医療制度に加入している方を対象とした健診にも対応しています。

健診で異常が見つかった場合には、同じ院内で再検査・治療へ進むことができます。

※実施期間・対象者・必要書類などは年度によって変更されることがあります。最新の情報をご確認ください。

結果の説明だけをオンラインで受けたい方は、オンライン健康診断相談外来もご利用いただけます。

事業所として従業員の健康診断をご検討の場合は、企業健診(法人向け健康診断)をご覧ください。

かんたんリスク&目標値チェック

健診結果の数値から、

  • 血圧
  • LDLコレステロール
  • 腎機能(eGFR)

などのおおよその区分や目標値を確認できます。

この簡易チェックは診断を行うものではありません。

実際の治療方針は、年齢、持病、服薬状況などを含めて診察で判断します。

この簡易チェックは、お使いの環境では表示できないことがあります。健診結果をお持ちのうえ、診察でご相談ください。

よくあるご質問

Q. 会社の健診で引っかかりました。まずこちらを受診してよいですか?

はい。
血圧、血糖、脂質、肝機能、腎機能、尿検査、貧血、心電図など、内科領域の異常であればまずご相談ください。
当院で対応できない専門的な検査が必要な場合には、適切な診療科へご紹介します。

Q. 「要精密検査」と書いてありますが、いきなり大きな病院へ行く必要がありますか?

項目によります。
当院で再検査や初期評価を行えるものも多くあります。一方、健診結果によっては最初から専門科の受診をおすすめすることもあります。
結果用紙をお持ちいただければ判断します。

Q. 健診結果の用紙がないと受診できませんか?

用紙がなくても受診できます。
ただし、健診時の値がわかると再検査との比較ができ、必要な検査を絞りやすくなります。
紙の結果がなくても、スマートフォンで撮影した画像や健診アプリの画面でも構いません。

Q. 去年の健診異常を放置しています。今から受診しても意味がありますか?

あります。
過去に受診しなかったことよりも、現在の状態を確認することが重要です。
まず今の血圧や血液・尿検査を確認し、必要な治療があればそこから始めます。

Q. 症状がないのですが、本当に再検査が必要ですか?

高血圧、糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病などは、初期には症状がないことが一般的です。
一方で、健診の異常値が一時的な変動だったということもあります。
再検査を行えば、「問題なかった」のか「継続して確認・治療した方がよい」のかを区別できます。

Q. 会社から受診結果を提出するよう言われました。

会社から受診報告書などの提出を求められている場合は、診察時に書類をお持ちください。
診療内容が本人の同意なく勤務先へ伝わることはありません。

Q. 再検査の費用はどのくらいですか?

健診で異常を指摘された方の再検査は保険診療です。費用は検査の内容によって変わりますが、初診料と血液・尿検査で3割負担の方で2,000〜4,000円程度が目安です(2026年8月時点)。

ご予約について

健診結果の用紙をお持ちください。

紙がなくても、スマートフォンで撮影した画像やアプリ上の結果でも構いません。

「何科を受診すればよいかわからない」「薬が必要なほどなのかわからない」という段階でもご相談いただけます。

参考資料

  1. 厚生労働省. 標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版). 厚生労働省/別紙5 健診検査項目の保健指導判定値及び受診勧奨判定値 (PDF)
  2. 足立区の特定健診データの分析(国・足立区の公開データを用いた二次分析, 2026年). moritas.org

※本ページは一般的な医学情報の提供を目的としたものです。実際の診断・治療方針は、診察および検査結果にもとづいて個別に判断します。


著者情報

西新井内科クリニック 院長 森田知宏 森田 知宏(もりた・ともひろ)/ 西新井内科クリニック 院長 医師・医学博士
東京大学医学部卒業。一般内科・訪問診療を担当。科学的根拠にもとづき、患者さんごとの背景を考慮した診療を行っています。
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