ワクチン・予防接種 ― 帯状疱疹・HPV・インフルエンザと足立区の助成

〒123-0845足立区西新井本町5丁目12番2号

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ワクチン・予防接種

ワクチン・予防接種 ― 帯状疱疹・HPV・インフルエンザと足立区の助成

海外渡航のための予防接種をお探しの方は、トラベルワクチンのページをご覧ください。

帯状疱疹・HPV・インフルエンザワクチンについて

「50歳を過ぎたら帯状疱疹のワクチンを打ったほうがいいと聞いた」「娘のHPVワクチン、男の子も無料になったと聞いたけれど」「今年もインフルエンザの予約はいつから?」――当院では、大人とご家族に必要性の高い帯状疱疹・HPV・インフルエンザの3つを中心に、肺炎球菌・新型コロナなど高齢者の定期接種、お子さんの定期接種にも対応しています。年齢・基礎疾患・接種歴・足立区の助成制度をふまえて、お一人おひとりに必要なワクチンをご提案します。

  • 65歳以上の方:インフルエンザ・新型コロナ(毎年秋冬)、肺炎球菌(65歳のとき)、帯状疱疹(65歳と、70・75・80・85・90・95・100歳の節目)は足立区の定期接種で無料です
  • 50〜64歳の方:帯状疱疹ワクチンに足立区の助成があります(生涯1回限り)
  • 小学6年〜高校1年相当のお子さん:HPVワクチンは女子が定期接種、男子も足立区の全額助成で無料です
  • 糖尿病・心臓病・腎臓病・呼吸器疾患などで通院中の方:インフルエンザ・肺炎球菌・帯状疱疹は重症化を防ぐ意味が大きく、診察のついでに接種できます

※ワクチンの在庫状況により取り寄せになることがあります。お急ぎの場合はお電話(03-3840-4146)でご確認ください。予防接種は病気の治療ではないため健康保険は使えず、定期接種・助成の対象外の方は自費(自由診療)になります。各ワクチンの費用(税込・総額)と主な副反応は、それぞれの項目に記載しています。

年代別 おすすめワクチン早見表

ご自身の年代で検討したいワクチンの目安です。実際の必要性は接種歴・抗体価・基礎疾患によって変わりますので、来院時にご相談ください。凡例:優先して確認=接種歴・抗体価をぜひ確認したいもの/状況に応じて=環境・予定に該当する方に検討いただくもの

20〜30代

  • 優先して確認MR(麻しん風しん):母子手帳で2回接種を確認。記録が不明なら抗体検査または追加接種
  • 優先して確認HPV:女性・男性とも、年齢が若いほど効果が高い
  • 状況に応じてインフルエンザ:毎年1回。受験・接客など人と接する機会の多い方はとくに
  • 状況に応じてB型肝炎・破傷風:医療系の進路や職場、海外渡航、前回接種から10年以上の方

妊娠を希望する方・そのパートナー/赤ちゃんと接するご家族

  • 優先して確認MR・水痘・ムンプス:妊娠中は生ワクチンを接種できないため、妊娠前に抗体を確認。足立区では19歳以上の区民を対象に風しんの抗体検査(無料)と、抗体が低い方へのMRワクチン接種(自己負担5,000円)の助成があります。生ワクチン接種後は2か月の避妊が必要です
  • 優先して確認三種混合(DPT):赤ちゃんを百日せきから守るため、両親・祖父母世代に
  • 状況に応じてインフルエンザ・新型コロナ:妊娠中も接種できる不活化ワクチン。家族全員で

40〜64歳

  • 優先して確認帯状疱疹:50歳以上の方。50〜64歳は足立区の助成あり
  • 優先して確認インフルエンザ:毎年。糖尿病・心臓病・腎臓病などで通院中の方はとくに
  • 状況に応じてMR(麻しん風しん):接種歴が不明な方、抗体が低い方(足立区の19歳以上向け助成が使えます)
  • 状況に応じて肺炎球菌:糖尿病・慢性の心臓・肺・腎臓の病気、免疫が下がる治療中の方は65歳前でも検討

65歳以上

  • 優先して確認インフルエンザ・新型コロナ:毎年秋冬、定期接種で無料
  • 優先して確認肺炎球菌(プレベナー20):65歳の方は定期接種で無料
  • 優先して確認帯状疱疹:65・70・75・80・85・90・95・100歳の方は定期接種で無料(70歳以上は2025〜2029年度の経過措置)
  • 状況に応じて破傷風:園芸・農作業など屋外活動の多い方、けがをした後

基礎疾患・免疫を下げる治療を受けている方

  • 優先して確認インフルエンザ・肺炎球菌・帯状疱疹(シングリックス):年齢にかかわらず重症化しやすいため。ステロイド・免疫抑制剤・生物学的製剤・抗がん剤を始める2週間以上前に済ませるのが理想です。生ワクチンは使えないことが多く、主治医と連携して進めます
  • 状況に応じてB型肝炎・RSウイルス・新型コロナ:透析中・慢性肝疾患、60歳以上で慢性の肺・心疾患のある方など

※海外渡航・留学・長期出張の方は、渡航先別の推奨ワクチン・料金表と、当院で接種できるワクチンの一覧をトラベルワクチンのページにまとめています。

自費(任意接種)の費用

定期接種・足立区の助成の対象になる方は、それぞれの項目に書いたとおり無料または助成が受けられます。対象にならない方は自費(自由診療)です。当院で接種できる主なワクチンの費用は次のとおりです(すべて税込・2026年8月時点)。

ワクチン 1回あたり 回数 総額
インフルエンザ 3,500円 1回(13歳未満は2回) 3,500円(13歳未満は7,000円)
帯状疱疹(生ワクチン・ビケン) 約8,800円 1回 約8,800円
帯状疱疹(シングリックス) 約22,000円 2回 約44,000円
HPV(シルガード9) 25,000円 3回(15歳未満で開始は2回) 75,000円(2回の場合は50,000円)
おたふくかぜ(ムンプス) 5,500円 1〜2回 5,500〜11,000円
破傷風トキソイド 2,000円 1回(追加接種) 2,000円

主な副反応は、いずれのワクチンも接種部位の痛み・赤み・腫れで、発熱やだるさが出ることもあります。多くは数日で治まります。生ワクチン(おたふくかぜ・帯状疱疹の生ワクチンなど)は、妊娠中の方や免疫が低下している方には接種できません。まれに強いアレルギー反応(アナフィラキシー)が起こることがあるため、接種後は院内で体調を確認します。

MR(麻しん風しん)・三種混合・A型/B型肝炎・日本脳炎・不活化ポリオ・髄膜炎菌・狂犬病・腸チフスなど、渡航や職業で必要になるワクチンの費用は「トラベルワクチン」のページの価格表に掲載しています。表にないワクチンの取り扱いは、お電話(03-3840-4146)でお問い合わせください。

お子さんの予防接種について

乳幼児期の定期接種(ヒブ、小児用肺炎球菌、五種混合、MR第1期など)にも対応しています。ふだんは小児科にかかっているお子さんでも、ご家族の受診にあわせて接種できますので、母子手帳をお持ちのうえご相談ください。接種スケジュールは、NPO法人「VPDを知って、子どもを守ろうの会」の予防接種スケジュールも参考になります。足立区の定期接種は、区から届く予診票をお持ちいただければ無料です。

よくあるご質問

Q. インフルエンザと新型コロナ、帯状疱疹のワクチンを同じ日に打てますか?

はい。インフルエンザと新型コロナは同じ日に接種できます。帯状疱疹の不活化ワクチン(シングリックス)もほかのワクチンとの間隔に制限はありません。生ワクチン(ビケン)だけは、ほかの注射の生ワクチンと27日以上あける必要があります。組み合わせは診察時にご相談ください。

Q. 予約は必要ですか?

Web予約またはお電話でご予約ください。在庫の関係で取り寄せになるワクチンがあるため、帯状疱疹・HPV・肺炎球菌などはとくに事前のご予約をおすすめします。インフルエンザは流行期に混み合いますので、10月〜11月の早めのご予約をおすすめします。

Q. 健康保険は使えますか?

予防接種は病気の治療ではないため、健康保険は使えません。定期接種の対象の方は区の制度で無料または助成が受けられ、それ以外の方は自費になります。費用は「自費(任意接種)の費用」の表に税込の総額で記載しています。

Q. 持病があっても接種できますか?

糖尿病・高血圧・心臓病などで通院中の方は、むしろ接種をおすすめします。発熱しているとき、免疫を強く抑える治療中(生ワクチンの場合)、過去に同じワクチンで強いアレルギーが出た方は、接種できないか延期することがあります。予診票とお薬手帳をお持ちください。

※本ページは一般的な情報提供を目的としたものです。実際の接種可否は、予診と診察のうえで個別に判断します。制度の内容と費用は2026年8月時点のものです。

参考資料

  • 足立区「高齢者インフルエンザ予防接種」(更新日 2026年7月21日)city.adachi.tokyo.jp
  • 足立区「帯状疱疹ワクチン予防接種費用を助成します」(更新日 2026年6月1日)city.adachi.tokyo.jp
  • 足立区「(男性向け)HPVワクチン任意接種の費用を全額助成します。」(更新日 2026年6月26日)city.adachi.tokyo.jp
  • 足立区「高齢者肺炎球菌ワクチン定期予防接種」(更新日 2026年6月1日)city.adachi.tokyo.jp
  • 足立区「新型コロナウイルスワクチン接種情報」(更新日 2026年7月15日)city.adachi.tokyo.jp
  • 足立区「風しん抗体検査・予防接種の費用助成」(更新日 2026年6月1日)city.adachi.tokyo.jp
  • 厚生労働省「帯状疱疹ワクチン」(定期接種の対象者・経過措置)mhlw.go.jp
  • 厚生労働省「HPVワクチンに関するQ&A」(最終更新日 2026年3月25日)mhlw.go.jp
  • 厚生労働省「高齢者の肺炎球菌ワクチン」mhlw.go.jp
  • 厚生労働省「インフルエンザワクチン(季節性)」Q&A mhlw.go.jp
  • 国立感染症研究所「帯状疱疹ワクチン ファクトシート」(2017年2月10日、厚生科学審議会提出資料)(PDF)/厚生科学審議会資料「帯状疱疹の疫学:帯状疱疹、PHNの発症率」(2024年6月20日)(PDF)
  • Oxman MN, et al. A vaccine to prevent herpes zoster and postherpetic neuralgia in older adults. N Engl J Med 2005;352(22):2271-2284. PMID 15930418. doi:10.1056/NEJMoa051016
  • Lal H, et al. Efficacy of an adjuvanted herpes zoster subunit vaccine in older adults. N Engl J Med 2015;372(22):2087-2096. PMID 25916341. doi:10.1056/NEJMoa1501184
  • Cunningham AL, et al. Efficacy of the herpes zoster subunit vaccine in adults 70 years of age or older. N Engl J Med 2016;375(11):1019-1032. PMID 27626517. doi:10.1056/NEJMoa1603800
  • Strezova A, et al. Long-term protection against herpes zoster by the adjuvanted recombinant zoster vaccine: interim efficacy, immunogenicity, and safety results up to 10 years after initial vaccination. Open Forum Infect Dis 2022;9(10):ofac485. PMID 36299530. doi:10.1093/ofid/ofac485

著者情報

西新井内科クリニック 院長 森田知宏 森田 知宏(もりた・ともひろ)/ 西新井内科クリニック 院長 医師・医学博士
東京大学医学部卒業。一般内科・訪問診療を担当。最新のエビデンス(科学的根拠)にもとづく診療を心がけています。
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本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、個別の診療判断に代わるものではありません。接種の可否は予診・診察のうえで判断します。

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